年齢にとらわれず、
食事も会話も楽しむために
「いくつになっても健康な歯を維持していたい」「今まで通りに食事やコミュニケーションを楽しめる状態でありたい」という願いは、多くの方にとっての本音と言えるでしょう。
しかし、私たちの歯は年齢とともに衰えていくもので、65歳を過ぎると90%の方が1本以上の歯を、80歳を超えると半分以上もの歯を失うと言われています。歯を失うと人生の楽しみが失われて気持ちが沈みがちになり、体調・精神的なストレスが増えていきます。
そのような状態は、入れ歯で解決することが可能です。当院では入れ歯治療に対応し、患者様に最適な入れ歯をお作りします。
入れ歯の種類
入れ歯には保険適用のものと自費診療のものがあり、また材質もさまざまです。
保険適用の入れ歯
レジンというプラスチック素材を使うことがほとんどです。ほかの材質と比べて強度に優れてはいないことから、カバーするために厚みを持たせます。「食べ物の味や歯ごたえが伝わりにくい」というデメリットがありますが、費用が安価で短期間でお作りすることができます。
自費診療の入れ歯
強度に優れた金属を使うため、保険診療よりも入れ歯を薄く仕上げることができ、安定性が増します。食べ物の味や温かさ・冷たさを感じやすく、また汚れにくいこともあり、取り扱いがしやすいメリットがあります。
総入れ歯
ほぼ全て、または歯の多くを失っている場合には総入れ歯の治療をおこないます。
金属床義歯
歯ぐきやお口の粘膜に当たる床という部分に金属を使用します。入れ歯がたわみにくく、お口の中の広さを保てるため、快適に過ごせることが特徴的です。熱の伝わりもよく、それほど違和感なく食事を楽しめます。
レジン床義歯
金属よりも厚みがあり、どうしても違和感や噛みにくさがあります。安価で作れるうえに修理がしやすい反面、保険診療は使用できる材料や技術に制限があり、適合性に欠ける側面があります。
部分入れ歯
総入れ歯の必要性がない場合には、部分的に人工歯を装着します。
コバルトクロム床義歯
薄い素材で違和感が少なく、天然の歯に近い形で食事を楽しむことができます。同時に頑丈で割れにくく、ストレスを感じずに使用していただけます。金属床の中では価格も安価で、部分入れ歯を希望される患者様から喜ばれています。
ノンクラスプデンチャー
柔軟性がありつつも、強度に優れた素材を使用します。残っている歯にかけるバネ(クラスプ)を使用しないため、周囲の歯を傷付ける心配がありません。見た目にも目立ちにくく、審美性に優れているのが特徴的です。
磁性アタッチメント義歯
磁性アタッチメント義歯とは、取り外し式の義歯に磁石を入れ、残っている歯には磁石がくっつくための金属をつけ、磁力を利用して入れ歯を装着する方法です。入れ歯としての安定感に優れ、快適に過ごせるようになります。この方法は、インプラント治療にも応用されることがあります。
当院の入れ歯治療
安定性の高い「コーヌス義歯」を使用します
コーヌス義歯とは、残っている歯に金属を被せ、上から義歯を装着する方法です。通常の入れ歯治療ではほかの歯に依存する形で装着しますが、コーヌス義歯では残っている天然の歯に「内冠」を被せ、義歯の内部にある「外冠」と合わせ、両方を一体化させるような方法で装着していきます。
こうして義歯と天然の歯が合わさると自然な安定感が生まれるようになり、つけ心地がとても快適になることがコーヌス義歯の特徴です。
そのほかにも
- 安定性に優れているため、しっかりと噛める
- 装着中の口腔内への負担を軽減できるため、天然の歯を長持ちさせられる
- 仮に天然の歯が弱くなっても、多くのケースで修理対応だけで済む
- 義歯のつくりがシンプルなので歯磨きがしやすく、虫歯や歯周病を予防できる
- バネを必要としないため、周りから入れ歯を入れていることに気づかれにくい
など、多くのメリットがあります。ご自身の歯に負担をかけず、機能的にも審美的にも優れた入れ歯を検討される方にはおすすめです。
患者様お一人おひとりに合わせた入れ歯をご用意します
合わない入れ歯による弊害は、食事やコミュニケーションを楽しめなくなるばかりではありません。例えば肩こりや頭痛などの体調不良、虫歯や歯周病の原因になることさえあります。また、正しく噛めないために消化器官に負担をかけ、いつもおなかの調子が悪くなるケースも多くなります。
「せっかく入れ歯を作ったのに、以前よりも体調が悪い」となっては本末転倒です。ご自分に合った入れ歯を作ってもらい、健康的な毎日を過ごせることがやはり大事です。これから入れ歯を作る方、現在の入れ歯があっていないと感じている方は、ぜひ一度ご相談ください。